【スタッフコラム】冬じたくは終わっていますか?

【スタッフコラム】冬じたくは終わっていますか?

お客様係 今野

冬になると、大好きなあんこへの想いがより一層強くなる私。まずは自宅で小豆を炊きました。

関東ではいよいよ紅葉も見ごろになり、同時に朝晩の冷え込みも厳しくなってきています。とはいえ、本格的な寒さはまだまだこれから。

それなのに私は、冬じたくに出遅れて、しっかり風邪をこじらせてしまいました。

 

「冬じたく」を意識した外の様子

外を歩いていると、綺麗に色づいた葉とともに、落ち葉もよく見かけるようになってきましたね。

見上げれば、すっかり葉を落としている木もちらほら。

「冬じたく」

この言葉がぼんやりと、頭に浮かびました。

 

思い出す「冬じたく」のはなし

冬じたくといえば、先日訪れた日本庭園で、庭師さんにおしえていただいた「こも巻き」の話が思い出されます。

「こも巻き」は、藁で編んだ「こも」をおもに松の幹に施すもので、松を冬季の害虫から守る役割があるとして、江戸時代から続く方法と言われています。

効果に関しては諸説あるそうですが、私が訪れた庭園では毎年、二十四節季の霜降(そうこう)の頃に、この「こも巻き」を施していると伺いました。

一番印象的だったのは、上から降りてくる虫を「こも」の部分で冬眠させるため、「こも」を巻きつける二本の綱のうち、上の綱はゆるく、下の綱はきつく縛っているという工夫。(実際に触らせてもらい、その工夫にさらに感激!)

そんなふうにして、来たる冬に向けてしっかりと、手をかけた支度がなされていることに関心しました。

……その一方で、今年の霜降(1023日)の頃を振り返ると、まだ冬の気配を肌で感じきれず、の〜んびりと過ごしていた私。

そして、「何事も備えが大切。」と、身に染みた今回の風邪。

ちょっぴり反省をしつつ、冬になると祖母や母が作ってくれる大好きなおしるこを思い出して、「きっとこれも冬じたく♪」とたっぷり作ったのでした。

▲柚子皮をあしらって、冬仕様に。

冬じたくにはすっかり出遅れてしまった私ですが、秋服のクリーニングやエアコンのフィルター掃除など、ひとつひとつ順番に進めているこのごろです。

いよいよ12月に入り、クリスマスや忘年会、大晦日となにかとイベントが目白押し!

みなさんの冬じたくも、きっと順調でありますように。

 

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