【冬のカレー】03:ふわふわ卵にとろみあん。湯気までおいしい「カレー天津飯」

【冬のカレー】03:ふわふわ卵にとろみあん。湯気までおいしい「カレー天津飯」

ライター 瀬谷薫子

お正月明け、なぜか無性に食べたくなるカレー。

スパイスの刺激に口がよろこび、ごちそう疲れした体にもやさしい。軽やかなカレーのレシピを料理家の中川たまさんに伺いました。

3品目は、中川さんのソウルフードとも言える、ちょっぴり変わり種のカレーです。

 


どこかなつかしい味わい。
ふわふわ卵の「咖喱(かリー)天津飯」


材料(2人分)

豚バラ薄切り肉…60g
玉ねぎ…1/4個

A
水…400ml
カレー粉…大さじ1(6g)
醤油、みりん…各大さじ1
生姜のすりおろし…小さじ1

水溶き片栗粉…適量
卵…2個
油(米油やサラダ油など風味の強くないもの)…適量

 

作り方

1.具材を切る。豚バラ肉はひと口大、玉ねぎはくし切りにする。

2.鍋に油大さじ1/2を中火で熱し、1を炒める。

豚肉に火が通ったらAを加え、玉ねぎがしんなりするまで煮込む。

水溶き片栗粉を加えて素早く混ぜ合わせ、好みのとろみ加減で火を止める。

 

3.薄焼き卵を作る。卵を溶き、塩少々を加える。フライパンに油大さじ1/2を中火で熱し、卵を流し込んでヘラなどでゆっくりさっとかき混ぜ、表面が半熟になったら火を止める。

器によそったごはんの上に卵をのせ、2をたっぷりかければできあがり。

中川さん:
「地元の兵庫で中華料理店にある中華カレーライス(加里飯)を、天津飯風にアレンジしてみました。とろみのあるカレーあんは、冬にぴったりの味です。

中華や和風だしで調味されることが多いですが、今回はよりシンプルに、豚バラ肉の旨みを生かしてだしを使わずに仕上げました。玉ねぎは、食感を楽しめる大きめのくし切りにしました。青菜やきのこを加えたり、中のごはんをチャーハンにしたりしてもおいしいです」

具材2種とシンプルでも、卵が入ればそれだけで大満足。カレーと半熟卵のとろりとした食感が、口の中を幸せで満たします。

全3品、お届けした冬のカレー。やさしい味わいと、ピリッとした刺激。カレー粉のスパイスに元気をもらいながら、今年も駆け抜けていきましょう。

 

【写真】上原未嗣

もくじ

中川 たま

料理家。神奈川・逗子に暮らす。季節の食材や果実を生かした、家庭でも作りやすいシンプルな料理を手掛ける。近著に『たまさんと魚料理 刺身や切り身、柵で手軽に』(文化出版局)、『たまさんの食べられる庭 自然に育てて、まるごと楽しむ』(家の光協会)など。1月末に『ジャムと料理とお菓子』(文化出版局)を発売予定。Instagram:@tamanakagawa

 

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