編集スタッフ　二本柳

朝起きたと思ったら、もう夜になっていた。日記に書くことすら思いつかず終わる一日は多いものです。

とくに朝の時間は、やるべきことが次から次へと舞い込んで「あと30分早く起きていれば」と悔やむことの繰り返し。さぁ仕事！という時間にはすでにヘトヘトで。

そんな中、どうにか気持ちをケアしたいと頼りはじめたのが「香り」でした。

ずっとお香を愛用していたのですが、最近SINN PURETEのマインドフルフレグランスを取り入れてみています。

まず気に入ったのが「心の浄化」というネーミングでした。

そうそう、目まぐるしい時こそ、まさしく心を「浄化」したい。

お香だと一日に何度も使うのはもったいない気がしちゃいますが、これなら窓を開けて空気を入れ替えるように、気兼ねなく「浄化」できるのもうれしいんです。

朝イチのリビングにシュッ。仕事を始める前に自分へシュッ。最近の愛用シーンをご紹介します。

 

6:00
朝いちばんの森林浴

なんといっても辛い冬の朝。朝イチで部屋の空気を入れ替えたいですが、やっぱり寒い！

そんな今の季節は、起きてまずフレグランスを5プッシュほどリビングに吹きかけます。

私が選んだPurification of Mindという香りは、「美しい大自然の中にいるような非日常体験」がコンセプト。植物の香りをベースに、ほんのり柑橘のさわやかさも。

清々しくフレッシュな、森の香りです。

ちょっと持ち上がったモチベーションでなんとか動き出して。体がポカポカしてきたらやっと窓を開けて換気します。

8:00
仕事モードへスイッチ

リモートワークの日は、ここから始業。

秒単位でフル稼働したあとは思いがけず心がキリキリ……。そんな状態に気づいたら、自分にも3プッシュ吹きかけます。

私は香水だと酔ってしまうのですが、これなら大丈夫。つけた瞬間にふわっと森の香りに包まれて、でもアルコールフリーなので10分ほどすると自然と消えています。

気持ちの切り替えに使うのにぴったりな軽やかさで、電車で通勤する日も気兼ねなく愛用できています。

 

17:00
もうひと頑張り、という時に

夕方、子どものお迎えの時間。

さぁ、ここからまたもうひと踏ん張り。なにせ相手は疲れきった4歳児。頑張って一日を過ごしたあとだと分かっているから、私もおおらかに受け止めたいのですが……。

そこで実践しているのが、お迎え前に手を洗うことでした。水の音で少しだけリセットされるような気がしますし、ハンドソープの香りで心がほぐれる期待も。

SINN PURETEのマインドフルフレグランスは「香りと脳」の繋がりに目を向けて、忙しい日々の「気持ちの切り替え」を助けるために作られた商品だそうです。

手を洗い、洗面全体へフレグランスを3プッシュ。静かに一呼吸。

 

22:00
ソファごろごろタイム

ここからは一番好きな時間。

まずは心を無にして部屋とキッチンを片付け、最後にフレグランスを5〜6プッシュ。追加でクッションにも3プッシュ。

毎日使い続けても飽きないのは、やはり精油だからでしょうか。

大好きな谷川俊太郎さんの詩に、「まいにち」という一編があります。

「いつのまにか　きのうがどこかへいってしまって　きょうがやってきたけど　どこからきたのかわからない　きょうはいつまでここにいるのか　またねてるあいだにいってしまって　まっててもかえってこないのか　（中略）　そのひはどこへもいっていない　いつまでもきょうだ　あすがきてもあさってがきても」

『バウムクーヘン』p.34

一日があまりにはやく過ぎてしまって、うっかり解像度を下げると「まいにち同じ」に見えてしまう日々。

でも間違いなく「まいにち」は目の前にある瞬間、瞬間の積み重ねだから、できるかぎりていねいに歩んでいきたい。この詩を読むと、そんな思いが浮かんではキュッと切なくなるのです。

目まぐるしく過ぎていく瞬間の連続に、句読点をつけるように。SINN PURETEのマインドフルフレグランスをこれからも取り入れていきたいなと思います。

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